[StepMania5] おじゃま(Attacks)の仕様と使い方

疑似的なコンスタント(Dynamic Sudden)をStepMania上で実現するために、「おじゃま(Attacks)」というものを使ってみることにしました。

けど、調べ方が悪いのか、情報がほとんど引っ掛からなかったので、自分で分かった範囲で備忘録を残しておく。

【参考文献】

SM | Project Outfox Wiki : Attacksについての記述あり

Modifier Files | Project Outfox Wiki : ModStringについての記述あり

ここの記述を参考に、何とか最低限理解できた。たぶん…。

おじゃまの記述法[Modstring]

*8 100% sudden

おじゃまの設定では、「Modstring」というものを記述すればよいそうです。この仕様について詳しくは分かりませんが、以下の3つの要素で構成されていました。

  • *n:効果が掛かる速度
  • nnn%:効果量
  • [option]:おじゃまの種類

で、おじゃまの種類って具体的に何があるかは分からない。

boost,brake,wave, hidden,sudden,stealth, reverse,split,alternate,cross, とかがありそう。実際にオプションで指定できるものが対応してる…かな?

“no sudden”など、”no “をつければ、該当のおじゃまを解除できる?(未確認)

注意点:時間指定は「絶対時間」

理由は何故か分かりませんが、おじゃまの時間は絶対時間(単位は秒)で指定することになっています。

つまり、「開始から何秒後におじゃま発生」「何秒間おじゃまが発動」「開始から何秒後におじゃま終了」などは、全て「秒数」で設定しなければなりません。

#BPMSや#STOPSは拍数なのに、秒数での指定だと直感的に分かりにくいね…。

おじゃまの設定方法(EDIT画面)

以下、EDIT画面での設定方法(日本語なので、一部表記が異なる場合があります)

StepMania(Outfox)でEDIT画面を開きます。

「Enter」でメニューを開き、「現在位置におじゃまを設定」。

「おじゃまの追加」

入力画面が出てくるので、先ほどのModstringを記述します。

ちなみにキーボードの配置が日本語のものとは異なっているようで、「Shift+8」で「*」を出すことが出来ました。

Enterで確定したら、譜面の右側に、おじゃまの内容が表示されていれば設定完了。


おじゃまの時間はデフォルトで5秒なので、長さを調節する必要があります。

先ほどと同様に「現在位置におじゃまを設定」を選択すると、さっき設定したおじゃまが確認できます。

「Modify」でおじゃまを修正、「Delete」でおじゃまを消去。

「Modify」で以下の画面が開きます。

「Seconds Remaining」はデフォルトで5秒になっているので、掛けたい時間(※絶対時間)の秒数を指定します。

(↓画像使いまわし)

該当箇所の右側に、設定内容が反映されていることを確認し、設定終了。

※私の環境では、おじゃまを反映させるために、一度「コースと曲をリロード」が必要みたいです。


「Modify」→「MODの追加」で、1つの記述内に複数のおじゃまを設定すれば、それらのうち1つがランダムで発動する?(未確認)

おじゃまの設定方法(sm,ssc)

絶対時間での指定だからか分かりませんが、一度EDIT画面を閉じたら、上記の方法(Modifyとか)でおじゃまを再編集することが出来ません。

ので、現状ではsmもしくはsscファイルを直接編集して、おじゃまを編集しています。

▼保存したsmファイルの中を見てみると「ATTACKS」セクションに記述が追加されていますね。

上記とは別のファイルですが、

▼複数あるAttacksを改行・並べ替えして見やすくしてみた

(他のセクション同様、区切りはコロン”:”で、最後はセミコロン”;”)

必要に応じてここを修正して、StepManiaでリロードすれば、おじゃまの再編集が終了です。リロード前に不要なファイル(.bakなど)は消しておくと安心かも。


おじゃまについては、曲全体に掛かっている場合と、譜面ごとに掛かっている場合があるので要注意。

曲全体のおじゃまを修正しても反映されない場合、該当の譜面のNOTESセクション付近に、別のおじゃまが記載されていないかを確認する必要があります。

SuddenOffsetについて

私の目的である、疑似的なコンスタントを設定するためのおじゃま「SuddenOffset」の仕様を確認しました。

0%(おそらくデフォルト値)だと、画面のおおよそ半分くらいが隠されます。

ここを基準に、

  • マイナス方向…Suddenが深い方向に掛かる(表示時間が短くなる)
  • プラス方向…Suddenが浅い方向に掛かる(表示時間が長くなる)

という設定方法のようです。


いくつかのSuddenOffsetの値と表示位置を調べてみました。

-100% suddenoffset

ステップゾーンとほぼ同じ箇所で表示され、Stealthとほぼ同等の効果。

-75% suddenoffset
-50% suddenoffset
0% suddenoffset
50% suddenoffset
100% suddenoffset

譜面全体表示ではなく、少しSuddenが掛かっており、ノートはスコアパネル付近で発生します。

となると、半分である「0%」は、画面上では厳密には半分ではなさそう。

150% suddenoffset

画面のBottomギリギリでSuddenが発生。

私の環境では、実質的に「-100%~150%(以上)」の範囲でのSuddenOffsetの調整となります。

また、170%以上くらいに設定すれば、実質的にSuddenが掛かっていない状態を再現できます。(Miniオプション等の場合は変わってくると思う)

その他補足

掛かっているお邪魔を表示・変更するには、metrics.iniの「ActiveAttackList」あたりの記述をいじる。Suddenとかと一緒に「Overhead」っていうのが出てくるけど、これ何だっけ、Reverseの対義語だったかな

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