[REFLEC BEAT] 整理譜面動画の再現法・仕組み

私がニコニコ動画などに投稿した、REFLEC BEAT譜面動画の仕組みを軽く解説します。
▼まっすぐ降ってくるアレ。私は「整理譜面」と読んでいます。
140323_REFLEC.png
▼私の投稿したリフレク譜面動画はこちらからどうぞ。

※ネタバレ的な何かがある気がするので、お気をつけてお読みください(念のため)。

簡単な歴史

▼プロトタイプ的なElemental Cleation

今見直せば動画が何となく見にくいですが、LO・3TOPの音分けを含めた手法自体はこの時点で確立していました。
これの前に3つほど、テストとして調整動画を3つほど上げています。
(調整版と言っても、もちろん譜面動画としての役割は十分に果たしている…はずです)
▼チェイン付はこの海神から採用。

他の方のリフレク譜面動画を参考にして見やすく仕上げ、音分けに加えてチェインを採用した結果。
ちなみに執筆時点では、ハエレ・クラマ・海神の3強(IXを加えて4強とする人もいる)を築いている時代です。
coletteがそろそろ終わりそうですが、今後のリフレクはどうなるやら…。

概略・前提

使用ツールはStepMania 5.0で、REFLECの再現を単なるグラフィックの差し替えで行っています。
エレクリなど旧動画はStepMania 3.9+(無印3.9だと制約が付く)で作成しました。
・ジャストリフレクや、反射する金色オブジェクトは再現していません。さすがに再現できたら神
・音分けのサウンド部分は後付けです。
別途音楽ソフトで音を打ち込んで、StepManiaの動画とミックスして…という地味に面倒な作業が入ります。
今回は割愛…というよりそもそも解説する気はありません。
もし、メインシステムがBMSやPMSで行えるのなら、譜面制作とサウンド作成を同時に行えるので手間が省けそうですね。

整理譜面の仕組みについて

では、いよいよ具体的な再現方法を記載します。

…の前の、次なる前提

StepManiaのダブルプレイ+Reverseで8ラインが作れるため、これをベースとします。
1P側の←↓↑→、2P側の←↓↑→ の8ラインにそれぞれオブジェクトを割り当ててノートを降らすわけですね。
▼8つのオブジェクトはこのような対応になります。
140323_refsm_1normal_all.png
▼知識として読んでおくと参考になると思います。
[StepMania] StepManiaに使われる様々な矢印まとめ – yuisin

通常オブジェクト

▼↓, → のTapアローを「通常オブジェクト」に差し替え。
140323_refsm_1normal_tap.png

3TOPオブジェクト

▼←, ↑ のTapアローを「3TOPオブジェクト」に差し替え。
140323_refsm_1top.png

EXTRAな通常オブジェクト

これだけでは、一番左端の「1P←」が余ってしまいます(4列目のTOPオブジェが振ってくる)ので、
TOPオブジェクトのラインにも、通常オブジェを置けるよう設定しました。
これで、8ライン全てに通常を降らすことができます。
▼←, ↑ のLiftアローを「通常オブジェクト」に差し替え。
140323_refsm_1normal_lift.png
今回に限ったことではないのですが、
Liftの挙動はTapと全く同様であるため、このような「亜種」を作成する際に、Liftが非常に助かります。

通常ロングオブジェクト

▼←↓↑→、全てのHoldアローを「通常ロング」に差し替え。
140323_refsm_2lo_normal1.png

3TOPロング

▼←↓↑→、全てのRollアローを「3TOPロング」に差し替え。
140323_refsm_2lo_top.png
実際に使うのは、もちろん3本だけ。

どうして単発とロングで仕様が違うの?

上記でわかる通り、単発は←↓ / →↑ と言った「方向」で分けているのに対し、ロングは「アローの種類」で分けています。
何故こんな分け方になったのか。
何を隠そう、ぶっちゃけめんどいからですw
事務的な都合上とかいろいろありますが、もうスキンの編集してて疲れてしまったので。

チェイン/トリル 基本

▼全方向のFakeオブジェクトを「チェインの紐」に差し替え。
140323_refsm_3chain.png
チェインで繋がったオブジェクトの真ん中にFakeを配置することで、疑似的にチェインを再現することができました。
現在は、チェインの中で最も多い 8分間隔(トリルで16分連打)に合わせて紐を調整しています。
▼3TOPも同様にオブジェ同士を繋ぐことができます。
140323_refsm_3chain_rope.png
なお、ご覧の通り、チェインの紐だけが判定ラインを貫通して下に抜けています。
最初にテストを行った時は中々にシュールな図でしたw
譜面動画として上げる際には、ここは適当にごまかして気にならないようにしています。
根本的な解決はしません。
もしできたとしても、チェインの紐でもいちいち爆発が起こることになって、それはまた別の意味で変な絵面になるだろうなあ。
そして。
本家REFLECとは違い、ノートとチェインの紐とは完全に別個であるため、
チェインの紐だけで譜面を作ることだって可能です。
▼必殺・チェインの紐レイン!!1
140323_refsm_3chain_rain.png
こんなのを作っていったい誰が得するんだ…

チェイン/トリル応用

上記の形は最も多い基本形で、実際の譜面は3連符や8分など、他の形でチェインが登場することも多々あります。
もし、チェインの紐が8分間隔(トリルで16分連打)より長い場合は
▼Fakeオブジェクトを、連続で配置します。
140323_refsm_3chain_long.png
紐と紐の繋がり部分を良くご覧ください。
綺麗に配置されておらず、微妙に紐同士が重なっていることがお分かりでしょう。
なお、チェインの紐が8分間隔より短い場合は、特に気にせずそのまま使用します。
ノート同士の間隔よりも紐が長い場合、紐がオブジェクトの上に重なって表示されてしまいますが、
特段気になるものでもなく、視聴の際に問題はないと判断しました。

編集画面について

再現は以上になります。
最後におまけとして、ステマニでの編集画面と、実際の譜面を見比べてみることにしましょう。

▼編集画面…を上下反転したもの
140323_refsm_4iroiro_editor2.png
▼実際に再生される譜面
140323_refsm_4iroiro_fumen.png

編集時の見やすさのため、Fakeオブジェは色を淡く、また矢印の方向を逆にしています。
タイミング色分けが有難いので、エディタのスキンを(このREFLECに)変えることは考えていません。
▼実際の編集画面はReverseが効かないため、上下逆で譜面起こしをしています。
140323_refsm_4iroiro_editor1.png
逆でも意外と気にならないものです。

その他補足

ノートスキンの配布はないの?

残念ながら配布はできません。
というのも、現在使用しているスキンは以下を基にして作成しており、
完全にオリジナルではないためです。
▼大元となったノートスキン
[SM5] Reflec Beat noteskin
なお、エレクリなどで作った、3.9+用のスキンは完全な自作なので配布を行っています。
(後ほどここにリンクを張ります)
以上になります。
ちなみに譜面制作にかかる時間は、もろもろ込みで 6時間/曲 程度かかります。
IXはリズムが単純で3連符も無かったので、結構短く終わった気がする。

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